びまん性脱毛症は20~30代の若い女性にも増えている

びまん性脱毛症ってどんな脱毛症?

びまん性脱毛症は頭髪全体に広がる脱毛です。
女性の脱毛症でも発症しやすい脱毛症で、ストレス、過労、ダイエット、生活習慣など様々な要因が関与し発症するといわれています。
中には若い世代、10代・20代から発症する人もいます。

びまん性脱毛症とは、女性の脱毛症のひとつであり、その中でも発症しやすいものです。
男性だと頭頂部が薄くなってくる方や、前髪の生え際が後退してくるなど、部分的に脱毛が起こることが多いですよね。
女性のびまん性脱毛症は頭髪全体的に薄くなることもあり、重症な方だと頭皮が見えてしまうのでウィッグを着けなければならなくなる方もいます。

びまん性脱毛症は分けると3つの種類があります。女性男性型脱毛症いわゆるFAGA、慢性休止期型脱毛、老人性脱毛症です。
慢性休止期型脱毛症は他の疾病や治療における副作用で髪の毛周期が乱れ、脱毛してしまうものを言います。
老人性脱毛症は字のとおり、加齢による脱毛です。
そして、それらの中でもFAGAの割合は50%以上をしめており、多くの女性が発症しています。

びまん性脱毛症の原因は?

びまん性脱毛症の原因は様々です。不規則な食生活や生活習慣や急激なダイエットが原因となったり、
仕事や家事の疲れ、ストレスが原因となり20代~30代の女性にも増えています。
男性のAGAと異なり、女性のびまん性脱毛症はいくつかの原因が合わさり起こることもあります。

もっとも発症者が多いFAGAは男性ホルモンであるテストステロンの働きが関与しています。
女性にも女性ホルモンだけでなく男性ホルモンが分泌されていますが、
男性ホルモンの一つであるテストステロンは5αリダクターゼという酵素の働きを受けるとジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変化します。
ジヒドロテストステロンは毛を作り出す重要な組織である毛乳頭に働きかけ、毛周期を変化させてしまったり、発毛を阻害する働きがあります。

例えば、女性は閉経すると更年期障害が出る方もいらっしゃいますが、そのようにホルモンバランスが崩れ、
相対的に体内の女性ホルモン量が減少し、男性ホルモンの影響を強く受けるようになるとFAGAを発症する方がいるのです。

また、閉経に限らず、何らかの原因で女性ホルモンが減少すると内臓に脂肪が溜まりやすくなります。
肥満になると血流が悪くなるため、体はもちろん髪にも十分な栄養が運ばれなくなります。
そのため肥満は髪の成長を妨げ、脱毛の原因となります。

ピルが原因で脱毛を発症することもある

卵巣嚢腫や子宮筋腫などの治療の一環や、生理不順の治療、避妊のためにピルを服用している女性も多いと思いますが、
このピルが原因で脱毛することもあります。

服用期間中に脱毛がでなくても、長期間服用していて、途中で中止してしまったりすると
毛周期において休止期の毛が多くなってしまい脱毛が増えてしまうこともあります。
毛は女性ホルモンの影響を強く受けますので、女性ホルモンのバランスがそれまでと変化すると脱毛が発症してしまうことがあるのです。

ピルは排卵を抑制するので、卵子を取っておくことができ、晩婚化が進む今日では、多くの女性が服用しています。
昔と異なり安全性が高いため、婦人科でも服用を勧められる事が多くなっています。
脱毛が出る方はごくわずかと言われていますが、それ以外にも足のむくみなどが出る方もいますので
服用の際には医師の説明を良く聞き、適正に服用するようにしましょう。

このように女性の脱毛原因は年齢的なもの以外にも様々です。
自己判断で服用している薬をやめたり、市販のサプリなどをやみくもに飲んでみるのではなく、
一度、頭髪専門医や、皮膚科、婦人科で検査を行ってもらうようにしましょう。